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Jackson Boogie Prototype | Boogier | Greco「Boogie」「Bg.」「BGB」の情報ファンサイト

Boogier

Jackson Boogie Prototype

ギターブランド「Jackson」の生みの親であるグローヴァー・ジャクソン氏本人プロデュースによるプロトタイプのBoogie。
大変珍しいMade in USAで、ヘッドにはGrecoロゴの下に「Designed & Manufactured in the USA by Grover Jackson」の文字が記されている。

ピックアップはオープンタイプのハムバッカーが載っており、共にJackson製。特徴的なテールピースもJackson製。ブリッジがチューンオーマチックなのも珍しい点。コントロールは1ボリューム、1トーン、3WAYトグルスイッチとなっており、バランサーは搭載されていない。

木材はマホガニーボディ、マホガニーネック、ローズウッド指板となっており、BG800(Boogie)と同様。ただこちらはホンジュラスマホガニーかもしれないとのこと。ボディ・サイズはおそらくBG800(Boogie)と同等のオリジナル・サイズ。ボディ厚は一般的なBoogieが40mm前後なのに対し、こちらは43~44mmで少し厚くなっている。4kg以上有るのでBoogieモデルとしてはかなりの重量。フレットは極太のジャンボフレットが採用されている。

トラスロッドはヘッド側で調整する仕様でBG800(Boogie)とは異なる。セットネック部分も市販モデルには見られない独自仕様。ネックはカマボコ型の肉厚シェイプ。

その他市販モデルと違う点は下部ホーンにコンター加工が無い点、ピックガードが1プライな点、「Boogie」ロゴの刻印が無い点、ナットがブラックのグラファイト製な点、トグルスイッチ・ノブなど。

シリアル番号は無く正確な製造年は分からない。が、同タイプのテールピースを採用したJacksonのSchon Guitarが86年製で、加えて搭載されているJackson製ピックアップがおそらく80年代前期から後期に製造されていた物である事から、おそらく80年代中盤から後半の製造ではないかと思われる。

どういった経緯で製作され、何故に販売まで至らなかったのか謎が多いモデルである。ただ、倉庫に眠ったままで無く、こうやって日の目を見たことを大いに感謝したい。

Spec

型番・モデル名
発売年 (又は製作年)
1980年代中盤から後半?
価格

ボディ・サイズ
オリジナルモデル・サイズ
ボディ
マホガニー
ネック
マホガニー
ネック・ジョイント
セットネック
ネック・バインディング
無し
フィンガーボード
ローズウッド
ポジションマーク
ドット
ナット材
デルリン
ナット幅
41~42mm
ネック・スケール
628mm (ミディアム)
フレット数
22
フレット・サイズ
極太ジャンボフレット
ヘッド形状
リバース
ペグ
6連 (ゴトー製)
ピックガード
1プライ
ピックアップ
Jackson製ハムバッカー
コントロール
1ボリューム
1トーン
3ウェイ・トグル・スイッチ
ブリッジ
チューンオーマチック (ゴトー製)
重量
4.2kg
出荷時の弦

塗装

カラー
Natural
付属ケース

生産国・製造メーカー
アメリカ
備考

Comments

  1. 井原正史(株式会社神田商会) より:

    こちらのモデルは1980年代にグルーバージャクソン氏により製作されたUSA製のプロトモデルです。
    詳しい情報は社内に残っておりませんが、神田商会の倉庫で長年大事に保管されていた個体となります。
    2023年4月に当社で企画した「Greco Rarity Shocase」というイベントで(おそらく初めて)一般公開されました。
    (過去にどこかでご覧になったことがあるという方がもしいらっしゃいましたら是非お知らせ下さい。)

    ブギーのファンサイトにご掲載いただけたことをたいへん嬉しく思います。
    ありがとうございました。

    • Toogie より:

      井原様

      先日は掲載許可を頂きまして誠にありがとうございました。
      とびきりレアなBoogieを紹介できて大変嬉しい限りです。
      Bg.シリーズやGrecoの今後の展開を期待しております!

      神田商会さんでも詳しい情報は分からないんですね。本当に謎多きブギーです。
      写真では判断出来ない部分で出来ましたら一点お伺いしたいのですが、音に関してはどういった感じなのでしょうか?大変気になっております。

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