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BG800 (Boogie) | Boogier | Greco「Boogie」「Bg.」「BGB」の情報ファンサイト

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BG800 (Boogie)

(※このサイトでは他機種との区別目的で、主に「BG800 (Boogie)」と表記する)

グレコのオリジナルギターであるBoogie(ブギー)は1979年に開発がスタートし、1980年に「BG800 (Boogie)」として発売開始され、1983年までの間販売された。

フェンダーとギブソンを掛け合わせたかのような、特徴的でありながらオーソドックスでもあるデザイン。大柄のピックガードは初期プレシジョン・ベースやテレベースのようであり、ヘッド角が付いたリバースヘッドはファイアーバードのようでもある。ボディサイズは大柄の部類に入るだろうが、バランスは良く弾きやすい。

発売当初はマホガニー、ホワイト、メタリックレッド、メタリックブルーの4色展開で、後にブラックが追加された。ボディカラーと合わせたマッチングヘッド仕様であるが、マホガニー色のみ早い段階で黒色のヘッドへと変更された。白色のピックガードが標準であるブラックやメタリックレッドなどは、後期には黒色ピックガードの個体も見受けられる。

機能面での一番の特徴はピックアップ・バランサーである。真ん中の少しリア側にずれた位置にあるピックアップは単体では機能せず、中央ノブのコントロールノブでリア側のサウンドがハムバッキングからシングルコイルへとなめらかに変化させることが可能。
Boogieのために作られたオリジナル・ピックアップの「Baby Gang」はバータイプのポールピースを備え、見た目の個性に一役買っている。サウンドはミドル寄りで、良く言えば個性的であるが、正直そのままでは扱い辛い音である。

ヘッドは14度の角度が付けられており、各弦の理想的なテンションを保つために設計された。セットネック仕様で、ネック裏はボディと同色に塗装されている。

ブリッジはトレモロレスのハードテイルなので、アーミングプレイは出来ない。

価格は専用ハードケースが付いて8万円。後にギター本体が7万円、専用ハードケースが1万円と分ける形で販売されている。

2ハムバッカーモデルや独自のトレモロユニットが付いたモデルなど、プロトタイプが幾つか作られたようだが、残念ながら市販に漕ぎ着けた物は無い。

※シリアルナンバーについて
シリアルナンバーは、数字始まりの物と、アルファベット始まりの物とが存在する。
数字始まりの物は「9_XXXX」の場合は79年製(未確認)、「0_XXXX」の場合は80年製。下4桁は個体番号なので生産月までは分からない。
アルファベット始まりの物は、最初のアルファベットが生産月を表し(A=1月,B=2月,…)、その次の2桁の数字が生産年を表す。

※ナット幅について
ナット幅は発売時期によって3種類あり、大まかには43mm(~1981年9月)、38mm(1981年9月~1981年10月)、40.5mm(1981年11月~)となっている。
38mmのシリアルナンバーは「I81」「J81」で、それ以前が43mm、それ以降が40.5mmとなる。ただ、「I81」「J81」の全てが38mmという訳ではなく、38mm以外の幅の個体もあるようだ。

Spec

型番・モデル名
BG800
発売年 (又は製作年)
1980
価格
80,000円
(本体7万円 + ケース1万円)
ボディ・サイズ
オリジナルモデル・サイズ
ボディ
マホガニー
ネック
マホガニー
ネック・ジョイント
セットネック
ネック・バインディング
無し
フィンガーボード
ローズウッド
ポジションマーク
ドット
ナット材
牛骨
ナット幅
43mm / 38mm / 40.5mm
ネック・スケール
628mm (ミディアム)
フレット数
22
フレット・サイズ
ワイド・オーバル
ヘッド形状
リバース
ペグ
ロトマチック 6連
MH-S 7
ピックガード
3プライ
ピックアップ
Baby Gang × 3
コントロール
1ボリューム
1トーン
1バランサー
3ウェイ・トグル・スイッチ
ブリッジ
ハードテイル
BR-BG
重量
3kg台後半
出荷時の弦

塗装
ポリエステル
カラー
マホガニー (MH)
ブラック (B)
ホワイト (W)
メタリックレッド (MR)
メタリックブルー (MBU)
付属ケース
専用ハードケース
生産国・製造メーカー
日本・富士弦
備考

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